嵐は必ず立ち去ります。
台風一過という言葉があるように、台風が過ぎ去れば音六ような晴天がやってくるものです。
ご家族が無事で、家屋等にも被害がなければそれに越したことはありません。
しかし、不幸にも家族がケガをしたり、家屋が損壊してしまうケースもあります。
ここでは、家屋に被害が出た場合について、しておくべきこと説明します。
被害状況を詳細に記録しておく
台風でで屋根が飛んだり、大雨で床上浸水などの水害にあった場合は、その回復に膨大な費用がかかります。
そんな時の助けとなるものが火災保険です。
火災保険は一般的に火災にあった場合の保険というイメージが強いのですが、台風や大雨による水害災害の補償もされます。(詳細は「火災保険に加入する、見直しする」のページをご参照下さい)
台風や大雨による水害災害の補償してもらうためには、被害状況を詳細に説明する必要があります。
そんな時に役立つものが写真や動画です。
いまなら、スマートフォンで簡単に写真や動画が残せますし、その記録が保険金の請求につながります。
嵐が過ぎ、一刻も早く家の片づけに取り掛かりたい気持ちはわかります。
しかし、片づけを始める前に、その状況を写真や動画で記録しておきましょう。
被災した直後であれば、家のどこまで水が来ていたか、家屋のどこに損壊があったかなど、生々しく記録できるはずです。
その記録は火災保険金の請求だけでなく、役所からの罹災証明請求にも役立つはずです。
私も熊本地震に被災した際、めちゃめちゃになった家に中の片づけから始めました。
家の中を見るのも辛かったですし、このような光景を写真に収めることなど考えられませんでした。
とにかく、少しでも片付けて、あの凄惨な状況から逃げ出したかったというのが本音です。
しかし、その後の手続きを考えれば、その状況を記録しておくべきでした。
台風や大雨の水害に合われた方も同じ気持ちだと思います。
風災や水害で泥だらけになった我が家を見ることは大変辛いと思いますし、少しでも片付けて前に進みたいはずです。
しかし、その後の手続き等考えれば、その悲惨な状況こそ記録しておくべきなんです。
大変辛い作業になりますが、嵐が去った後はまず被害状況を克明に記録しておいて下さい。